都市計画の思想
■町村敬志「都市の計画と再生」、町村敬志・西澤晃彦『都市の社会学』有斐閣、2000
しかし、都市を計画するという営みは、身近な街区で進められる、まちづくりだけには限られない。人々の暮らす生活圏全体をどのようにデザインし、それを1つの制度としてどのように構築していくか。私たちが暮らす日常的な生活圏には、はたして好ましい規模があるのだろうか。こうした問いもまた、広義の都市計画が取り組むべき重要な課題である。(pp.312)
計画=規模の設定、確定なのだ。つまりは、背後に管理と排除の思考または規範が離れがたく結びついている。しかしながら、その規範は、「悪」という確定した位置にはいないだろう。細かく見ていく必要がある。