蜜柑のプロジェクトverβ

シホンシュギ、ヒャハー

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

解放 BeOpened

夏休みだーーー。

総力戦体制論関係文献リスト

■山之内靖【ヴェーバー<合理化>-システム論<統合化>-総力戦】 『現代社会の歴史的位相』日本評論社、1982 翻訳:ロナルド・ドーア『イギリスの工場・日本の工場』筑摩書房、1987 「戦時動員体制の比較史的考察」『世界』、1988、4 「システム社会の現代…

『アジア/日本』岩波書店、2006

■吉野作造、矢内原忠雄のアジア-植民地への視線■国家の動員に対する抵抗、内部にとりこまれながらも、とりこまれること自体が抵抗であるような受動的な抵抗 哲学者の徐寅植(そいんしく)や朴致祐(ぱくちう)は、三木清らの「東亜協同体」論のほか、京都学派の…

山之内靖、岩崎稔、米谷匡史「討議:空間・戦争・資本主義」『現代思想』1999、12

●米谷の総力戦体制批判 総力戦として時代を捉えるとすればどうしても一国的観点に後退していくことになる。p36 山之内さんの議論は、ドイツ、日本、アメリカといった旧宗主国・先進国の戦時動員体制を横並びにならべて、比較戦時体制論をやるという枠組にど…

「戦時期日本の社会思想―現代化と戦時変革―」『思想』1997、12

● 戦時期日本の社会思想を分析するには、日中関係の変容と国内の社会変革とを連動させ、立体的にとらえる視座が必要なのである。そして、アジア・太平洋戦争が、侵略とアジア解放との二重性をはらんでいたことも、こうした問題の延長上において分析しうる。…

「「世界史の哲学」の帰結―戦中から戦後へ―」『現代思想』1995、1

「丸山真男の日本批判」『現代思想』1994、1

石田(1996)の批判

石田雄、山之内靖「対論 戦後体制のゆらぎと新しい社会認識―<人権>はどこまで有効か?―」『世界』1996、9 ■石田:断絶説、<人権> 私には山之内さんがあれほど戦前戦後の連続性を強調される理由が分からない。いったい連続性を認めることで、現代社会の理…

野上(2000)の批判

野上元「戦時動員論再考――「戦争の記憶」との関連で」『年報社会学論集』2000▲山之内の応答あり :山之内靖「総論 総力戦体制からグローバリゼーションへ」山之内靖、酒井直樹編『総力戦体制からグローバリゼーションへ』平凡社、2003の注釈13、pp.70-71 山…

赤澤、高岡(1997)の批判

『年報日本現代史』(1997)において「総力戦体制をどうとらえるか―『総力戦と現代化』を読む―」という論評が行われている。 特に山之内に関しては赤澤史朗と高岡裕之が批判を行っている。 ■赤澤●言葉の定義の問題:「階級社会」、「システム社会」、「総力戦…

山之内(1996)

■山之内靖/成田龍一・大内裕和(聞き手)「インタビュー:総力戦・国民国家・システム社会」『現代思想』1996、6 総力戦体制の問い直しは<経済>の領域からはじまった。 野口悠紀雄『1940年体制』(1995) 岡崎哲二 佐口和郎 ●野口/山之内:総力戦体制に関する…

山之内(1992→1996)

「参加と動員―戦時期知識人のプロフィール―」『地域紛争と相互作用』東京外国語大学海外事情研究所、1992 →『システム社会の現代的位相』岩波書店、1996、第2章(pp.96-171) 大河内一男(昭和研究会)の分析〜〜システム論の先駆 戦時期と戦後期を通して社会政…

山之内(1996)

山之内靖、1996、「戦後半世紀の社会科学と歴史認識」『歴史学研究』 石田、丸山、大塚ら戦後的な社会科学への考察。 ■大河内一男の戦時動員体制論 昭和研究会の中心メンバーとして活躍した大河内一男によれば、戦時動員体制は非常時の例外的体制と捉えられ…

山之内(1988)

山之内靖「戦時動員体制の比較史的考察―今日の日本を理解するために―」『世界』1988、4 【問い】・第二次世界大戦期における動員体制が日本社会に及ぼした影響はいかなるものであろうか? ・それはどう評価されるべきであろうか? ■分析対象としての資本主義…

山之内(1997)

山之内靖、1997、「総力戦・ニューディール・システム社会」『経済学史学会年報』 ■現代の管理体制 今、フランクフルト第一世代が語った先進産業文明の技術合理性に関する批判的告発を読み直しながら、私は1997年という現時点での日本社会の問題性が暴露され…