蜜柑のプロジェクトverβ

シホンシュギ、ヒャハー

2009-01-01から1年間の記事一覧

佐藤哲彦、2006、『覚醒剤の社会史―ドラッグ・ディスコース・統治技術―』東信堂

覚醒剤の社会史―ドラッグ・ディスコース・統治技術作者: 佐藤哲彦出版社/メーカー: 東信堂発売日: 2006/05メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (10件) を見る方法論を学ぶシリーズ。とりあへず序章を(1107) 時間かかり過ぎ。自分の脳が衰え…

永井良和、2002、『風俗営業取締り』講談社選書メチエ

風俗営業取締り (講談社選書メチエ (238))作者: 永井良和出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/04メディア: 単行本 クリック: 22回この商品を含むブログ (12件) を見る とりあへず、最初の歴史研究のみ。

中筋直哉、2005、『群衆の居場所―都市騒乱の歴史社会学―』新曜社

群集の居場所―都市騒乱の歴史社会学作者: 中筋直哉出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2005/02/25メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る労作。やはり「実体」として対象をつかむのは難しいな。

成沢光、1997、『現代日本の社会秩序――歴史的起源を求めて』岩波書店

現代日本の社会秩序―歴史的起源を求めて作者: 成沢光出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/11/21メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (2件) を見る フーコー的な。「近代的」社会秩序形成(例えば、「汚れや暗がり、雑然とした(効用性の低…

榎並重行、三橋俊明、1989『細民窟と博覧会』JICC出版局

細民窟と博覧会 (近代性の系譜学)作者: 榎並重行,三橋俊明出版社/メーカー: JICC出版局発売日: 1989/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る 読了。 たぶん、いい。けど、語り方が小難しいような(いや、自分のアレがアレなだけ…

古いメディアが新しかった時―19世紀末社会と電気テクノロジー作者: キャロリンマーヴィン,Carolyn Marvin,吉見俊哉,伊藤昌亮,水越伸出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2003/09/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る 技…

『情報環境論集』2007[初出:『中央公論』2003.7] ■第三の自由 現代社会はこの条件を大きく変えつつある。二一世紀の公共空間は、仮想的であろうと物理的であろうと、すみずみまで個人情報の収集と分析で満たされ、その網から逃れることは容易ではない。カン…

『情報環境論集』2007[初出:『中央公論』2003.6]■選択的な主体性とインターネットが帯びる二側面の関係 私たちはフルタイムには人間ではいられない。ひとは、特定の関心領域においては人間的な主体として行動するが、それ以外の多くの場合では、動物的な消…

都市と文化の変遷

『ユリイカ 臨時増刊号――総特集オタクVSサブカル!1991→2005ポップカルチャー全史』2005、8 対談「オタク×サブカル15年戦争」 ■オタク文化が秋葉原へいたる道 〔ばるぼら〕 ところで秋葉原がオタク中心的な街になったのもここ最近ですよね。 〔加野瀬〕 八〇…

環境管理型権力と社会認識@東

『情報環境論集』2007 [初出:『中央公論』2002.9] ■環境管理型権力 …「アーキテクチャ」を「環境」と意訳して、…管理を「環境管理」と呼ぶことにしたい。この新しい権力は、人々の内面を経由することなく、生活環境を直接に変える。 視線の内面化による規律…

インターネットの特徴@東

『動物化するポストモダン』2001 ■超平面と過視性・・・インターネット関連 以上のようなウェブやゲームやソフトウェアの世界、ひいては私たちが生きるこのポストモダンの世界の特徴を、ここで「超平面的」という言葉で捉えてみたい。この表現は、文字どおり…

オタク系文化@東

『動物化するポストモダン』2001■オタク系文化と「日本」の関係 したがってオタク系文化と「日本」の関係は、集団心理的に大きく二つの方向に引き裂かれてきたと言うことができる。オタク系文化の存在は、一方で、敗戦の経験と結びついており、私たちのアイデン…

言説分析への疑問

『マスコミの受容理論』 私には、言説分析は、テクストあるいは言説に過度の”特権を与えている”―唯言説主義?―ように思われるのだが、その点を含めて言説分析はなお検討すべき多くの余地を残していると言えそうである。p.135