東浩紀、2011、3『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』河出文庫(東浩紀アーカイブス2)
サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+ 東浩紀アーカイブス2 (河出文庫)
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/03/04
- メディア: 文庫
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読書中→一応、表題作を読了。
よくわからなかった。精神分析系をこれまで全く読んでこなかったことのつけか。
『一般意思2.0』への起源(ツイッター、民主主義2.0)があると著者自身が本論前書き部分で述べているので、今後再読。
目次
■サイバースペースはなぜそう呼ばれるか ■論考 精神分析の世紀、情報機械の世紀-ベンヤミンから「無意識機械へ」- 想像界と動物的通路-形式化のデリダ的諸問題- スーパーフラットで思弁する ■対話 精神分析の世界-斉藤環との対話 可視的なものの世界-村上隆との対話 謎解きの世界-法月綸太郎との対話1 -法月綸太郎との対話2 ■特別インタビュー 九〇年代を振り返る ■解説 東浩紀の情報論的展開について-濱野智史
表題作「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」(1997-2000)を読む。
■問い
メディア空間とは、あるいはサイバースペースとは、いったいいかなる性質をもつ「空間」なのだろうか。…本論ではいささか異なる視点をとってみたい。
筆者がここで試みるのは、むしろ、サイバースペースがいかなる空間なのか、というその問いを成立させる隠喩についての考察である。p.13
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